こちらの動画のシナリオを担当させていただきました!
ギャル系の作品は結構、お久しぶりですかね
明るくて優しくて、ちょっと意地悪だったり。そういった感じのギャルの女の子になっています
コメントで「高校デビューしたギャルっぽい」といったご感想をいただけていましたが、割とそういった感じのキャラ造形のつもりでしたので、それが伝わっているようで安心できました
犬塚様の地声に近い演技ということで、キャピキャピ(死語……?)で「きゃはは★」みたいな感じのキラッキラしたギャルではありませんが、むしろある程度は落ち着いたぐらいの方がリアルのギャル像かなー、と思ったりしています
オタクに優しいギャルというか、別け隔てのない陽キャと言いますか。本当に明るい子はこれぐらいのコミュ力であってほしい、といった感じの子になっているかと思います
と、真面目めな内容についてのお話の後は、いつものようにどうでもいい制作秘話的なものを
基本的に私は、自分が知らないことを書かない、書けないタイプです。もちろん、創作なのだから自分で知らないことも「こういう感じじゃないのかな」と思って書くのは当たり前です。私はファンタジー世界を生きていませんし、残念ながらくらげ娘ちゃんに耳かきしてもらうどころか出会った経験もありませんので、そういったことは全て想像で書いています
ただ、情報を集められる範囲は集めている訳で、たとえば前回のくらげ娘ちゃんの作品では「冬のクラゲ」はどこにいるんだろう、ということを調べてみたりもしました
その真実は……ともかくとして、そういった調べた情報は、必ずしも作品作りに役立っている訳ではありません。しかし、一見関係ないような情報でも、結果的に作品に結び付けられたり、無理やりにでもこじつけて関連付けてみたり、といったことは普通にしているため、とにかく下調べは重要だな、と感じています
はい、では今回のギャルちゃんの際に調べた情報は何か?と申しますれば
クレープの人気ランキングです
ね、どうでもいいでしょう?
ですが、ここから何気ない「チョコ系のクレープ」というセリフを書くに至っていたりと、全くの無関係ではないのです
何分、多分クレープをリアルに食べた経験がものすっっっごく小さい頃を除いてない私ですので、最近のクレープのトレンドなんて知りません。多分、自分の中ではチョコが王道だと思っているんだけど、今はそうじゃないかもしれない。そんな危惧もあった訳で、もしも今のトレンドがストロベリー系だったなら、ここで「チョコ」と発言させれば、もうその時点でりおちゃんは「ギャルエアプ」になっていた訳で、結果的に「ああ、このライターはクレープのことを何一つわかってないおじさんなんだな」と、本来は透けて見えてはいけない、ライターの事情が見えてしまうことにつながります。それでは音声作品の世界に没入などしてもらえない訳で、本当にどうでもいいちょっとしたことにも気を配るため、しょーもない調べ物をいっぱいしているんですよ、な裏話でした
ちなみに、今回さらっと「ナオ」なる友達の存在が出てきていますが、これは犬塚様からの指定があったものなどではなく、私が適当に持って来た名前です。なんとなくギャルにナオミっていそうじゃないですか?
後、ヒロインの本名は「りおな」ですが、普段の呼ばれ方の「リオ」はどことなく外国人っぽいので、それに対応する「外国でも日本でも通用する名前」として「なおみ」を持ってきたりもしています
まあ、ここで友達の名前が「花子」とかだと、その名前のギャルって……となる訳で(全国のギャルな花子さん、ごめんなさい)、この辺りも「ギャルエアプ」にならないための工夫のひとつかな、と思っています
実際にギャルのナオミがいるかどうかではなく、ナオミという名前のキャラがギャルをしていて違和感がないか、というお話な訳ですね
ここでハナコがギャルだったなら、そのギャップが強烈過ぎて、メインヒロインが霞んでしまいかねないので、一度だけ名前が出るだけのモブはいかに背景に溶け込むことができるか、ということです
あれ、結果的にちょっと真面目なお話でしたね
実は、ちょっとした「台本の書き方」みたいな記事も、近い将来に書こうかな~と思っていたりする訳ですが、その予告編みたいな内容になっちゃいました
とにかく、りおちゃんに癒やしてもらえれば幸いです……!