【仕事告知】地縛霊巫女の恩返し耳かき

 こちらの動画のシナリオを担当させていただきました!

 今回は幽霊、しかも巫女さん!なお話です
 (完全にサブカル的なイメージですが)割と幽霊とは敵対的、ないしは和解を望むような立場である巫女さん自身が幽霊、というのは中々珍しいパターンだと思います
 しかも、今は廃れてしまった廃神社の地縛霊……ということもあり、現代のことには興味津々、という中々に可愛らしい属性持ちですね
 ということで、今回はこの「現代に疎い」属性についてあれこれ……
 主として長寿な人外にありそうな属性パターンですよね。後は今回のような、古い時代に死んでしまった幽霊にも見られるものだと思います
 異世界転移、転生の時に見られるムーブ「知識チート」とか「スマホを魔法のアイテムと思う」みたいなことを、割とお手軽に起こせる属性付けですよね。大掛かりな舞台装置を用いることなく、個人レベルでそういった展開ができるので、そういうことをやらせたい場合には便利、と言うこともできると思います
 後、やっぱり「現代ってすごい!」している女の子って可愛いですよね
 スマホの動画を見せて「小さな板の中に人が入ってる!」とか。もう珍しくもなんともない展開だとは思いますが、それでもやっぱりほっこりできる可愛らしさが詰まっている反応だと思います
 そんな中、今回の巫女さんの「廃墟マニアの現代人への思い」というのは、自分で書いていてアレですが、いい感じだな、と思ったり
 古い時代の、今は廃墟となってしまった建物の元住人からすれば、廃墟とか古民家が再評価されているのは、不思議なことだと思います。なんなら、冒涜とすら思うかもしれません
 でも、それでも、誰にも知られないまま、「終わってしまう」ぐらいならば、一部のマニアにだけであったとしても、自分や自分が暮らしていた場所を知ってもらいたい。そうすることで満足できる。そんな思いがあるのではないか、と思いました
 あんまり現代に疎い属性ならでは、って感じではないかもしれませんが、自分なりに地縛霊の巫女さんに寄り添って考えてみました

 後、この巫女さん。一応は幽霊ということもあって、微ヤンデレ入っていますね。それがメインではありませんが、幽霊ということで呪いとか恨みとか。そういう負の感情を割と日常的に操れるイメージです
 ただし、どうしても自分の気持ちを叶えたい、押し付けたい、というほどの押しの強さはない大和撫子。それゆえに、終盤の展開を持ってきました
 「幽霊もの」といえば、成仏をする展開や、自分が一緒に老いられないから、と生者である主人公から離れようとする展開。これもまた大事で、必須なものだと思います
 それでも「主人公」ならば、そんなものは乗り越えてヒロインの手を取るもの

 あなただけが知っている巫女さんと、どうぞ末永く穏やかな時間を過ごしてください