【仕事告知】犬塚いちご様 M3‐2021春 作品

 

 直前の告知となってしまい、申し訳ございませんが……
 来たる4月25日に開催されるM3において、新たに頒布される犬塚いちご様、およびぷにゃじ様の音声作品において、シナリオを担当させていただきました!

包容力たっぷりなお姉さんが、アナタをめいっぱい応援しちゃう。

 不安になった時や、何かが上手くいかない時。とにかく、ネガティブな気持ちになってしまった時に聴いていただく、という音声になります
 犬塚様の作品を楽しんでおられる方はきっと、今更説明をしなくても「音声作品の持つ力」については実感を持って理解されているかと思いますが、おそらくはその中でも特に、心がざわついた時やしんどい時に聴いて、力をもらえる作品になっているのではないかと思います

 中々にナイーブな話題にも触れていますが、おそらくこちらの作品は「演技であって演技ではない」と私は考えております
 音声作品である限り、もちろんそこでなされるのは犬塚様による声優としての演技ではあると思いますが、何も心にもないことを演技として事務的にぺらぺらと言っている、ということは絶対にありません。つらい思いをしている人、漠然とした不安を抱えている人。そんな人に向けたエールと、時には弱音を吐いてもいいんだよ、という優しさがこちらの作品には詰まっていると私は考えております
 シナリオについても、無責任な理想論ではなく、「逃げること」を肯定する「正直さ」や、それでも弱りに弱った心が陥ってしまいそうな袋小路。そこから抜け出すために必要であろう言葉を詰め込ませていただきました

 実はこういった「慰め」というのは難しいテーマなのかもしれません
 ここで演じられる「お姉さん」は実在する訳ではなく、そもそも音声作品は一方通行的なコンテンツのため、結局は普遍的な「それっぽい慰め」をせざるを得ない、というのもまた事実です
 しかし、ある意味でヒロインとリスナーの間に距離や壁が存在するからこそ「想像の余地」というフィルターを介して、「あなた」にとって救いとなる作品に本作がなっていれば幸いです

もふもふぱらだいすっ!‐特製耳かき棒で耳かき合戦!?‐

 こちらは、犬塚様とぷにゃじ様のコラボ作品となります
 「お姉さん」も少し今までとは毛色が違った作品になりますが、こちらは設定的に少し変わっていて、ヒロインの二人がいわゆる「ケモノ」となっています

 今までにも犬塚様の作品に擬人化系のキャラクターや、人外系のキャラクターは存在していましたが、その多くが人の体+けもみみやその他、人外的なパーツといった造形をしていましたが、本作のヒロインはよりケモノ度高め。人間の美少女に動物的な要素ではなく、動物が人間っぽく振る舞っている、といった感じになります
 ある程度、人間の文化はわかっていますが、それでもやっぱりよくはわかっていないようで、人間の友達である主人公に最近知った「耳かきという遊び」をする、といった作品になっております

 全く初めての耳かきという体験へのドキドキ感。それから、昔から友達だからこそ、主人公を意識している言葉。異種族間の「色々なドキドキ」をお楽しみいただける作品となっています

 

 

 今回は、それぞれ毛色が異なる新作が頒布されますので、どうぞお好きなものを……もちろん、両方や過去作全部でも
 皆様にお楽しみいただければ幸いです

 どうぞ、よろしくお願いいたします……!