こちらの動画のシナリオを担当させていただきました!
今回は耳かき動画ではなく、バイノーラルで耳元で囁いてもらえる添い寝作品となっております
基本的に私は、主に動画作品に関しては耳かきのシナリオを依頼してもらえているのですが、犬塚様の公開されている動画は、決してそれだけではなく、こういった添い寝動画も心を解きほぐし、癒やしてもらえるものに仕上がっていると私自身、感じております
と言いますのも……
添い寝音声って、声が付くとシナリオがわかってる自分でもめっちゃドキドキするので
もちろん、耳かき動画に関しても「あっ、ここ耳かき音と被せるんだ」など、シナリオ目線でも発見、犬塚様の手による創意工夫が感じられてドキドキできるんですが、やっぱり耳元で囁かれることによる効果は非常に大きいと思います
くすぐったくて、でもそれが心地よくて。音声だけでこういう気持ちに浸れるんだ、と毎回のように感動していますね
私自身は、実はこういったシナリオ製作の活動を始めるまで、それほど音声作品を聴いていなかったため、書きながら聴いて、知っていく、といった感じになっています
普通、一般的な流れとしては、音声作品好きが「それなら自分も!」とか「理想の作品を作りたい!」とその世界に飛び込むのかもしれませんが、少なくとも私に関してはほぼノウハウのないところからいきなり飛び込み、やりながら覚える、という形でした
それでもまあ、なんとかなるんだ、と勇気的なものをもらえるエピソードかもしれませんので、あえて自分語りさせてもらいました
製作側だからこそ、より一層に業界盛り上がれ~もっともっと作り手増えろ~という気持ちになっております
改めて、作品について
「母性的な人」といえば、すごく穏やかで、いっつも笑顔、みたいないわゆる「あらあらうふふ」系を想像されるかもしれませんが、今回はもう少し、可愛らしさに振った感じのキャラクターになっています
犬塚様は幅広い声質、演じ方を持たれているとは思いますが、こういった方向性が一番、破壊力を引き出せるのかな、と私は感じていたりしますね
後、お互いが社会人の設定ということで、きちんとヒロイン側もお仕事している描写がある、というのは個人的なこだわり、好きなポイントだったりします
甘やかせてくれるキャラクターって、なぜか特に背景を語られることなく、限りない優しさを向けてくれたりしていて、それってあまりに作り物的過ぎる、とも感じるんですよね
もちろん、これは二次元の作品ですので、ありえない状況を描くのはいわば当然です。義務とさえ言えます。現実にあることなら、わざわざ作品化する意義も薄いでしょうから
ただ、あまりに理想的過ぎる、というのも非人間的な、機械めいたものを感じかねないため、保育士として働いている彼女が、大切な人を甘やかせてくれる、というシチュエーションに「ときめき」を感じていただければ、と思います
音声作品の登場人物の多くは、このサイトで公開されている無料台本含め、あまり名前が付いていません
そのため、その場限りの使い捨てのキャラクター。名前すら与えられない、ただのキャラクターの記号的イメージの集合体。なんて感じてしまう人もいるかもしれません
ただ、少なくとも作り手側は、名前がなかったとしても、そのキャラクター、人物の生き方や、その時の感情を考え、向き合った上で作り出しています
だからこそ、続編で再登場したりもするのだと思いますので、たとえ名前がなくとも、推したい推しは推せる時に推そうね!というお話でした!!