「えっと、これから君のことはエルって呼べばいいのかな」
「うん、様付けとかしなくていいからね。マサキ」
「様付け……?」
青年――真生はひたすらに困惑しながらも、この珍客を招き入れる形になった。
それに……あの胸の感触が忘れられない。見た感じ、相当なお嬢様のようなのに、わざわざ一般家庭に居候したがる理由がわからないが、とりあえず泥棒ではなさそうだし、むしろお金をくれるのだという。胡散臭い。何かと不審だが。
「(でっかいなぁ……)」
呼吸の度、歩く度。服の下で爆乳が上下する。その度に、それを見るだけで彼は幸せな気持ちになれるのだった。
「ね、マサキは今まで何してたの?学校はとっくに終わってるよね?」
時計は21時を示している。大学生が帰るには遅めの時刻だ。
「あ、ああ。ちょっと買い物に行ってたんだ」
「へー、なになに?マサキ、何が好きなの?」
「えっと、ゲームなんだけど……」
エルシアに純粋な興味を向けられ、真生は少し戸惑ってしまう。
彼が買ってきたものとは、十八禁ゲーム。エロゲーなのである。
「わぁ、日本のゲーム!やっぱり日本人はゲーム大好きなんだね!」
「でもまあ、うん……エルも楽しめるようなゲームじゃないかな。一人用だし」
「じゃあ、マサキがやってるのを見てる!実況配信も日本人らしい文化だし!」
「そ、そういうのでもなくてね……」
「あ、わかったよ!」
「えっ……?」
もしかして、とこわごわとエルシアの方を見る真生。
「えっちなゲームでしょー!」
「は、はははっ…………」
ばっちりと正解を言い当てたエルシアには、もう笑うしかない。
「私ね。血の匂いで大体のこと、わかるんだ。君はまだ女の子を知らない童貞くんの匂いがぷんぷんするもん。けど、処女の子の血は美味しいけど、童貞の子の血はコクがなくて物足りないんだよね。……だから、私は血をもらう前に童貞は卒業してもらってるの」
「えっ……?」
「私ね、吸血鬼なの。吸血鬼は一人では生きられない、だから人の家に住むんだよ。血をもらって迷惑をかけるから、きちんとお金も払うの。……ね、マサキ。私に血、くれるよね。代わりにお金と、エッチしてあげる」
「きゅうけつ……うわっ!?」
ぬっ、とエルシアは顔を真生に近づける。びっくりするほど妖艶な表情で、彼は思わず息を呑んだ。
「マサキの大好きなおっぱいも、好きにしていいんだよ。血は注射器で抜いてもらうんだけど、痛いし、色々と迷惑かけちゃうからね。そのお礼。君の命の一部をもらう代わりに、私は君にこの体を好きにする権利をあげるの。ね、いいかな?」
体を擦り付けてくるエルシア。甘い香りと、柔らかい感触。そして、本能的な恐怖。その全てが一気に押し寄せてきて、真生は不思議な高揚感を覚えていた。
「いい、よ……」
「やった!マサキ、大好き!好きぃーっ!」
「わっ!?」
「んちゅぅっ……ちゅるるぅっ、ちゅぷぁっ、ちゅぅっ……!」
エルシアは彼の言葉を受け、真生の首筋に噛み付く……のではなく、唇で吸い付くようなキスをした。
キスマークが残るような、強く下品なキスではなく、甘噛するような優しいキス。……だが、それだけで真生はフラフラになってしまうほど興奮していた。
「マサキ、ほら……好きにしていいよ?おっぱいもアソコも、もう君のものだから」
エルシアはとろん、と潤んだ瞳で真生のことを見上げる。その姿が驚くほどに魅力的で、現実感はなく、ふわふわとした夢見心地になってしまっていた。
「じゃ、じゃあ……おっぱい……触りたい」
「うん、いいよ」
そう言ってエルシアは胸をつん、と突き出してくる。ただでさえ大質量のおっぱいが突き出されると、その立体感に圧倒される気持ちだ。
だが、夢にまで見た女性のおっぱい。それも唯一無二の爆乳を前に彼の欲望が弾けた。
「わっ……」
「んふふっ、想像してたよりどう?柔らかいかな?」
「あ、ああっ……!すごく、すごくいいよっ……夢みたいだっ……」
「あははっ、夢じゃないよ。これが君の夢見た現実……」
軽くひと揉みしただけで、なんとも言えない心地よさに包まれてしまう。
そのまま真生は、ぎゅっ、ぎゅっ、とその感触を確かめるように揉みしだいていった。
「ふぁぁっ……その手付き、慣れない感じなのに、欲望に正直な……童貞さんの揉み方だぁ。気持ちいいけど、もっと強くしていいんだよ?私、怒らないから。ちょっとぐらい痛くても気持ちいいもんっ……♪」
「い、いいの?」
「うんっ……」
「じゃあっ……!」
「んふふぅっ……!!」
エルシアの言葉を受け、ぎゅっ、と力を入れて揉み込む。
すると、柔らかな乳房の中に大の男の手が沈み込み、飲み込まれてしまう。大きいというよりは、ぶ厚いとすら言える爆乳は力を入れれば入れるほど、素直にその力の大きさ通りに沈み込んでいって、性的な心地よさを与えてくれる。
まだ服越しだというのに、それなのにダイレクトに伝わってくる柔肉の感触が頭を狂わせるようだった。
「すごい、すごい気持ちいい……!好きだっ……大好きだ、エルっ……!!」
「あはぁっ……!ダメだよぉっ、そんなこと言っちゃっ……!好きって言われたっ……んふっ!すごく、嬉しくて、もっと気持ちよくなっちゃう!」
「エル、おっぱい、直に触りたい……服、脱がしていいかな?」
「ん、いいよ……♪久々に私もね、汗かいちゃってるから、ちょっとベタベタするかもだけど……」
「そ、そんなのいい!触りたいっ!!」
「あはっ、素直で元気な子♪」
エルシアの許可を得て、真生はこわごわながらも、いかにも高そうなドレスを脱がしていく。
彼女の体型でも着られるようになっているためなのか、かなりドレスはゆったりとした作りで、軽く力を入れるだけで脱げてしまいそうになる。真生はぐっ、と襟を掴むと、それを上に持ち上げるのではなく、下に力を入れた。すると……。
「ふぁぁあっ!」
「っ……!!!」
ぶるんっ、と激しくエルシアの乳房が弾み返り、汗の粒を散らしながら生乳が曝け出された。
「あ、ははっ……上から脱がしてくれるなら、ばんざーいしようと思ったのに。えっちなんだからっ……」
「ご、ごめん……でも、もどかしくてっ……」
「ん、いいよ。ほら、私の生おっぱい……堪能して?」
じっとりと汗で濡れた爆乳を目の前にして、真生は同じく手汗で濡れた手でそれを包み込む。……が、その大きさは彼の手の中に収まりきらず、指の隙間から溢れ出てしまった。
「ふぁぁぁんっ!んっ、やっぱり直だなぁっ……すっごくあったかくて、気持ちいいっ……」
「お、俺もっ……!エルのおっぱい、すごいよ……!こんなに柔らかいものがあったんだ……」
「んふふ、喜んでもらえて嬉しいっ……。嬉しすぎて、ほらっ……見える?乳首、硬くなっちゃってるよ」
「っ…………!!!」
「マサキ、可愛いなぁっ……興奮する度に、びっくりして絶句しちゃってる。好きっ……すごく可愛いよ、マサキ」
「さ、触っていいかな?乳首……」
「ダメって言うと思う?」
「ありがとう……!!」
「うふふっ……ふぁあっ!?あっ、やっ、ひゃううんっ!!?す、すごいよっ、マサキ……!!力強い指で、ぎゅってするの!!はぁぁあああんっ!!」
「エ、エル、大丈夫!?」
「いいよっ……!すごく、いいのっ……!!もっとしてぇっ!!おっぱい、いじめてぇえええ!!!」
コリコリの乳首を指で摘まれると、エルシアは跳ね上がって悦び、口から涎を溢れさせる。
優しく、慈愛に富んだ表情だったエルシアが見せた突然の雌の表情に真生は、申し訳ないような、見てはいけない姿を見てしまったような。そんな気持ちを味わいながらも、更に興奮を高められていく。
「エル、好きだっ……おっぱいすごい、柔らかい、エロいっ……。本当に俺、いいのかな?こんなに可愛くてエロい子と楽しめるなんて……」
「うふっ……いいんだよ。君は今まで頑張ってきたんだもん。他の人は知らなくても、私は知ってるよ」
「エルっ……!う、ううっっ……ママ…………」
「あ、ははっ……君のママがこんなにちっちゃい子でいいの?私、甘えるのは得意だけど、あんまり頼りがいないよ?」
「いいんだっ……エル、好きだから……こんなに優しくて、俺、俺っ……」
「…………嬉しいな。また一人、子どもが増えちゃった。――ね、マサキ。いつまでもおっぱい揉むだけでいいの?ママとエッチ、したくない?」
「あっ…………」
思い出した、とばかりに既に最大勃起していた真生のモノが揺れる。思えば、彼女が吸血をする前に、真生の童貞をもらうという話だったのだ。
「したいんだ。ママとエッチしたいなんて、いけない子どもだなぁ」
「だ、だって、エルはママだけど、ママじゃないから、えっと……」
「よしよし。いいよ。おまんこしてあげる」
エルシアは真生の頭を優しく撫でた後、自分でドレスを脱いでいった。透き通るほど白い肌の裸体が目の前に現れ、真生は思わず息を呑む。
「大丈夫かな……エルのおまんこ、小さいのに」
「そんなこと心配してるの?……いいんだよ。苦しくてもママ、頑張るからね。それにね……目に入れても痛くないって言うでしょ?マサキはもう、私の大切な息子なんだもん。痛いことされても、痛くないよ」
「エル……エルッ……!!」
「ん、きてっ」
感極まった真生は、ほとんど突進するようにエルシアに近づき、自分のモノを取り出した。
ベッドにまで行く余裕もなく、そのまま床に座り込んで真生はモノを突き出す。
「マサキの大事な童貞卒業なんだもん。好きに動いていいよ。好きな風に挿れて、満足いくまで動いてね」
「うんっ……ありがとう、エルっ…………」
「ふっ、あぁぁっ!!はぁっ、あぁぁんっ!!すごいっ、いっぱいっ……パンパンになっちゃうよっ!ふぁぁああああっ!!!」
「くっ、うぅうっ……!?」
真生は欲望に駆られて、正面から肉棒をエルシアの小さな膣口にあてがって、一気に突き挿れた。
その瞬間、みちみちの膣内を無理矢理に割り開くような、そんな背徳的な快感が感じられて、危うくそのまま出してしまいそうになる。だが、もっとこの初めての行為を楽しみたくて、必死に堪えた。
「マサキ、上手上手♪カチカチおちんぽ、しっかり気持ちいいよ♪私もぎゅってしてあげるから、もっと気持ちよくなってね」
「うんっ……!ありがとう、エルッ……!くっ、うぅぅつ!ふぁああっ!!」
「はぅぅううううんっ!!!イイッ!すごく、いいよぉっ……!!!おまんこっ……ひくぅううんっ!!!」
「うっ、うああっ!?すごい、中、震えてるっ!エル、イッたの……?」
「んっ、ふぁっ、あぁぁっ……!!!そうだよっ……私ね、すぐイッちゃうのっ……!堪え性のないママでごめんね?でもっ……マサキも、いっぱいいっぱい出していいからね?」
「あっ、あぁっ……くっ、うぅっ、うぁあああっ!!も、もう、出るっ!!エルの中、すごい搾り取ってきて、我慢できなっ……あ、あぁああっ!!」
軽くピストン運動をするだけで、エルシアの膣内はきゅうきゅう締め付け、激しく痙攣し、真生の射精を促す。
そうしながらもエルシアは激しく達していて、慈愛に満ちた笑顔は欲望で緩みきった快楽の顔になっていて、口からも膣口からも、だらりと涎を垂らしてしまっていた。
「はっ、あぁぁぁっ……!!!」
「ふぁあああああんっ!!いいっ、すごく、いいよぉっ……!!たいりょーしゃせいっ!!あっ!?くぅううぅうんっ!!!」
「エル、エルっ……!好きだ、大好きだっ……!!」
「私もだよ、マサキ……!!好きっ……大好きっ!!!」
互いに愛を叫びながら、膣内へと大量の精液を送り込んでいく。
エルシアの膣内は精液の到来を激しく喜び、更に締め付け、脈動して一滴残らず搾り尽くさんと動き出す。
ほとんど放心状態の真生は、導かれるままに出し切って、ぐったりとしてしまった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…………」
「マサキ……頑張ったね。初エッチなのに、こんなに射精できてえらいえらい」
「エル……ありがとう」
「疲れた今、血までもらっちゃったら危ないからね。また今度、元気な時に血はもらうね」
「えっ……で、でも、それじゃエルは……」
自分も疲れ切っているというのに、真生は吸血を果たせないエルシアのことを気遣う。
「大丈夫だよ。そんなにすぐに血を飲まなくても。それに、マサキがいっぱい精液くれたからね……血ほどじゃないけど、精液も私たちにとって栄養になるんだよ。だから、しばらくは大丈夫。……ね、マサキ。疲れたよね。おっぱい吸う?」
「えっ…………!?」
驚きながらも、彼の声と表情には明らかな喜びがあった。
「うふふっ……私が増やした吸血鬼たちはね、人と赤ちゃんを作ることもできるんだけど、私は初代だからかな。そういうのできないんだ。だから、増やせるのは魂の家族、眷属だけ……だからおっぱいは出ないんだけどね。でも、それでもおっぱい、ちゅーちゅーしたいかな?」
「い、いいなら、ぜひっ……!」
「あはっ。素直だなぁ。はい、どうぞ……」
エルシアは真生を膝枕してやり、その目の前におっぱいを垂らす。すると、真生は遠慮なくその先端にむしゃぶり付いた。
「ふぁぁああっ……!!!いいっ……すごく、いいよっ……おっぱい飲むの上手だね♪……今回も優しい、いい子に出会えてよかった。いくらでも甘えていいからね」
「ママッ……エルシア、ママっ…………」
「はい、あなたのママですよ」
新しい家族
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